バイオグラフィ
ペンペンナカジマ
ナカジマナオミ
日本の山口県に生まれたナカジマナオミは、両親の離婚により幼少期を祖父母に育てられた。
海と山に囲まれた美しい田舎で育つ。
祖父母は自営業で忙しかったため 絵本を読むことや絵を描くことが多かった。
そのためナカジマは、立派な空想家になった。
絵を描くことは好きだったが親のすすめで看護師になる。
3人の娘と夫に恵まれ平穏に過ごしていたが阪神大震災を経験する。
その後、福島の地震を見ることになる。
やりたいことがやれずに死んでいった人のことを思うと生きているうちに好きなことをやっておこうと決める。
2011年、看護師を辞め独学で好きな絵や絵本を学ぶ。
Shaun TanやWolf Erlbruchの、子供だけでなく大人まで魅了する奇妙で不思議なキャラクターや、世界観に強く影響を受ける。
そのことは、オイルパステル 鉛筆などの素朴な線から冒険や好奇心を空想させる作風へとつながった。
2013年、初めて描いた絵本が文芸社の「絵本大賞」に選ばれる。
受賞した絵本「きみといっしょなら」はペンギンと少年が旅する話だ。
これは寂しかった自分の子供の頃の夢だったのかもしれない。
ちょっぴり寂しい子どもたちや大人に向けて絵本を描いている。
ナカジマナオミは、ちょっと笑えて 冒険して 心の友がいて そんな絵本を今も描き続けている。