続き「山怪 山人が語る不思議な話」
ペンペンナカジマ
ナカジマナオミ Naomi Nakajima
最初は、自分のマンガ作品の資料として何気なく選んだ本だった。
作者の初めて描いた漫画作品「蔵」より
毒を使った殺人美少年の話
お試しで描いたので発表はしてないです(〃’∇’〃)ゝ
読んでみて驚きの世界である。
毒について知らないことが多く興味深かったが
それにもまして 毒に魅せられた人々の話がデープだった。
・人間もマングースのように毒の耐性が獲得できるのか解明すべく
26年間、ヘビの毒を自分の体に注射し続ける男
・「刺されると痛い昆虫ランキング」を作るために
78種類の昆虫に刺された昆虫学者
・強烈な恍惚感を得るためにコブラに噛ませるインドの若者たち
など
「蔵」ナカジマナオミ より
他にも
・毒はマインドコントロールにも使える
・毒は「死」も与えるが「生」も与える
近年続々と解明される特効薬となる毒
・カモノハシの毒は、ゲノムを誰かが切り貼りしたような
他の動物の毒のゲノムで合成されている
など
「蔵」ナカジマナオミ より
人は何故これほど毒に魅せられてしまうのか?
この本を読んでみてほしい。
毒に魅せられた甘美な世界に誘われるかもしれない。